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[ Tags :: 中島哲也 ]

どうもそのページはないようです。。

映画「告白」を観てきた。。。

別に大ヒット上映して話題になったから観に行ってきた訳じゃないんだからね!


ということは最初に申し上げておきたい!(`ヘ´) (後だしジャンケンみたいだけれど、、)


5月にデカプリの「シャッターアイランド」を観に行った時に映画館で宣伝ポスターを見て、「これ見に行きたいなぁ~」と思ってて、いつ行こうか考えている時にのっけから大ヒットしちゃって、、、


元来天邪鬼なSINSEIはその時点で観に行く気が失せちゃったんだけれど、、、


そもそも(宣伝ポスターを見て「観たい」と思ったことと矛盾するけれど)、実はSINSEは松たか子が苦手で、嫌いな松たか子が出ていて大ヒット上映している映画を何故にSINSEIがわざわざ金払ってまで観に行かなければならないのか?と自問自答。


これについて笑っちゃったのが、つべに上がっていたチャンネル桜の超映画批評。「松たか子が苦手な人にお薦め」って、、、SINSEIのことですか?σ(^_^;


【超映画批評】 告白Link
(6分くらいのところ)


そして中島哲也監督の映画って一度も見たこと無いんだけれど、だから観てもいないのにこんなこと言うのは失礼なんだけれど、


「下妻物語」にしても「嫌われ松子の一生」にしてもあの原色感あふれる映像色彩とポップでアバンギャルドでちょっと毒(嫌味)な演出がどうもなじめなくて、今まで敬遠していたので、


そのことによる対する一抹の不安があったのも事実。


でもまぁ、今度の金曜日で上映が終了ということで、そして3連休ということもあり一昨日の土曜日に観に行ってきました。。。``r(^^;)


前置きはこれくらいにして、、、






















恐らくこの映画の見方として何か道徳的ななメッセージを受け取ろうという見方は正しい見方では無いんだろうな~と思います。


命はみな平等に重いなって、、、そんなものヒューマニズムの欺瞞でしかありません。


少年犯罪に等しく更生の可能性を期待するなんて、、、そんなもの大人の無責任な偽善でしかありません。


そもそも死刑判決が殺された人の人数(もちろん例外もあり)で決まるなんて、、、全くのナンセンスです。


例えば単身で過疎地に渡り、無医村地域で独りで地域医療を支えている人物と、街中で幼女を誘拐して凌辱した上に殺害する様な奴の命が同じ重さであるわけがないのです。


命というものが平等なのは重い軽いではなく、一応に誰もが平等であるのは命というものはとても儚くて弱い、誰もが平等に死は訪れるということだけでしかありません。


この映画が口コミで大ヒットした理由にはそういった誰もが何となく感じて思っていた、この社会に対する欺瞞や偽善に対して「溜飲を下げる」ことができたからなんだろうな、、、と。


森口先生の一貫しての復讐劇、道徳的なヒューマニズムの欺瞞や偽善の罠に陥ることなく復讐劇を貫き通したその姿に、「怖いけれどスカッとした」と、誰もが溜飲を下げる思いをしたからなんだろうな、、、と思います。


逆に言うと私達はすでこんな映画で「溜飲を下げ」ざるおえない社会を生きているんだなぁ~と実感。


とても救いの無い映画だったけれど、その救いの無さが逆に救いになっている、、、奇妙な映画。


さきほど「道徳的なヒューマニズムの欺瞞や偽善の罠に陥ることなく復讐劇を貫き通したその姿」って書いたけれど、森口先生に迷いが無かったといったら嘘になると思う。


それは「雨が降る深夜の路上で号泣する場面」やラストで「生徒の髪をつかみ鬼の形相で」睨みつけるシーンで一瞬見てとれる。でもそれでも、その垢にまみれた「ヒューマニズム」の罠を振り解くように立ち上がる。


最後の松たか子の表情は良かったなぁ~。


「な~んてね」と、すべての偽善や欺瞞を吹き飛ばす。


あの「な~んてね」は、理科室での少年Aの「な~んてね」にかかっているんだよね?


そもそも「復讐は虚しい」なんて言いだした奴だれだよ。「赤穂浪士」や「水戸黄門」や「西部劇」が受けるのはなんでだと思う?


一応言っておくと、SINSEIは道徳教育否定論者ではありません。むしろ推進派ではありますが、、、


ただ言いたいのは、「ヒューマニズム」の通用しない相手に「ヒューマニズム」で挑んでもかえって虚しいだけで自己満足でしかありません。


綺麗事では済まされない、誰かが手を汚さなければどうにもならないことってあるんだと思います。「覚悟」の問題なんだろうな~、と思います。


で、最後に、ここまで言っておいてあれなんですが、そうは言っても「理由の無い殺人」というものは無いんだろうと思います。それが例え「殺人」を正当化できるような理由では無かったとしても必ず理由があるんだろうと。


そのことまでしっかりと描かれていたことは称賛に値すると思います。そのことは社会は決して忘れてはいけないんだろうと思います。モンスターを作り出しているのは他ならぬこの社会なんだと。


以上内容については終わり。以下映画の出来について。


まず思ったのは「エヴァンゲリオン」のテレビ放送版の第弐拾五話・最終話に雰囲気が似ているな、と思った。体育館のシーンとか心の内を吐露するところとか。でもその向かうベクトルは真逆だったけれど、、、ね。


エヴァが絶望から覚醒へとベクトルが向かうのに対して、この映画はどんどん破滅へと突き進む。


第弐拾五話 「終わる世界」 1/2Link


第弐拾五話 「終わる世界」 2/2Link
最終話 「世界の中心でアイを叫んだけもの」 1/2Link
最終話 「世界の中心でアイを叫んだけもの」 2/2Link


あとやっぱり、その救いの無さや少年の犯罪を描いたことから岩井俊二監督で市原隼人や蒼井優の「リリイ・シュシュのすべて」や宮崎あおいと蒼井優が共演した「害虫」を思い出させた。


ただこれらの映画と大きく違うところはちゃんとエンターテイメントしていたことだと思う。


もちろんそれは単館向けに作られた映画とメジャー配給で全国ロードショーされる映画という意味において、然るべき違いなんだろうと思う。


映画「害虫」が宮崎あおいの、あの当時の彼女でしか演じることのできなかったイノセンスなニンフェット性に頼ったのに対し、、、


映画「リリィ・シュシュのすべて」が岩井俊二という特異な作家性と実験的な手法で十四歳の闇を描いたのに対して、、、


この映画「告白」はある意味完璧な脚本(原作本も含む)と斬新な演出、演技力豊かな俳優陣と、そして個性的な(?)子供たち。すべてにおいて完璧でした。完璧なエンターティメントでしたね。


だから逆に言うとちょっと物足りなかったかなぁ~、、、という言い方は変だけれど、もーっと「逝っちゃった感」があっても良かったかな?とも思ったり。でもメジャー配給だとこれくらいが限界なんだろうなぁ~。


もっと不快であっても良かったろうし、音楽の使われ方もすごく良かったんだけれど、個人的にはもっと「逝っちゃって」くれちゃっても良かったかなぁ~なんて。。。変な映画の見過ぎだろうか?、、、σ(^_^;アタシ


木村佳乃について


どうもNHKでドラマデビューした頃のファンにとって今の木村佳乃って客観的に評価できない。どうなんだろうか?今の名脇役的なポジションって。どう評価されているんだろうか?


今回の母親役も決して悪かったとは思えないんだけれど、素直に評価できない。


出来れば早く結婚でもしてもらって芸能界を引退していただいて、幸せになって貰いたい。


東君と付き合っているんだっけ?まだ結婚してないの?


と、以上唐突に終わります。


最後に疑問。


森口先生は本当に最後少年Aの母親の研究室に爆弾を置いてきたのだろうか?


【関連自ブログエントリー記事】
DVD「害虫」Link


DVD「リリイ・シュシュのすべて」Link


【参考にさせていただいたサイト】
本を読む女。改訂版|「告白」湊かなえLink


”13歳”という生き物。映画「告白」松たか子 木村佳乃 岡田将生 芦田愛菜 中島哲也|忍之閻魔帳Link



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— posted by SINSEI at 02:00 pm   commentComment [4]  pingTrackBack [0]

この記事に対するコメント・トラックバック [4件]

Up1. あんドーナツ Website — 2010/07/19@21:58:27

こんばんわ。久々の更新らしき更新。来ちゃいましたよ~。

本屋大賞で取り上げられる本って、やっぱ読み物として魅力ありますね。ってか…たぶんノミ作品いれても4~5冊しか呼んでないんですけどね。
本の人気はすごかったですもんね。っと、CM。やっぱ中島監督バリな興味ひきますよね。内容知らずともチラっと観たくなる迫力CM。

>とても救いの無い映画だったけれど、その救いの無さが逆に救いになっている、、、奇妙な映画。

うんうん。意味を考えたり、正義や不条理を思ったりしてみるけど、最終的に↑↑これに同意ですね。
許せるはずがないっっとか思うけど…世代的にはあんな事件が起き続けることが「現実的」に思えない。今はそんな時代なのかな?

〝妄想〟blogの更新も楽しみですよ~

Owner Comment SINSEI Website  2010/07/20@21:02:15

あんドーナツさん、どもども、(。・_・。)ノ いつもコメントありがとう!

こんばんわ。久々の更新らしき更新。来ちゃいましたよ~。

いやはや~、最近ほとんどつぶやきで埋めてごまかしてます、、、です。``r(^^;)

しかもなんかまだ本調子じゃないんだよなぁ~。前だったかそんなに考えなくても文章ツラツラと溢れて出てきたのに、この記事も絞り出すようにして書き上げました。

なんか妄想の源、中野友加里嬢が引退したことがやっぱ響いているのかなぁ~。なかなか文章が降りてこないんですよ~。(と、愚痴ってみる)

本屋大賞で取り上げられる本って、やっぱ読み物として魅力ありますね。

原作もすごく面白そうですね~。文庫本にもすでになっているみたいですから、買ってみようかなぁ~?

やっぱ中島監督バリな興味ひきますよね。

この中島監督の映画って初めて見たんだけれど、なかなか良いね。

映画自体は過激というか、残忍というか、衝撃的なシーンもあってR15+指定受けちゃったけれど、なんつーか、残酷だけれど決して暴力的じゃないんだよね。魅せ方上手いなぁ~って思った。

ブログ記事で「スカッとした」とか「溜飲を下げた」って書いたけれど、と同時にやっぱどこかで哀しかったり、いろいろな感情がわき上がる映画でしたね。

そうそう、音楽の扱い方も上手かったなぁ~。PVとかCMとかも作っていたみたいだから、さすがだなぁ~って思ったですよ。

〝妄想〟blogの更新も楽しみですよ~

にゃははxあ~、なんか妄想力落ちているみたい。。。妄想の源捜さなくっちゃ、、、だわ!

3. いえねこ — 2010/07/22@17:49:32

お久しぶりです。

映画の話は大好きですので、寄らせていただきました。

私も…松たかこ…嫌いです。

何というか、梨園の人間は好きになれないことと

演技が上手いかどうか、誰もが手放しで賛辞していることに、まぁ2世タレントに対する嫉妬みたいなもんですが…。

なので「告白」は映画ではなく、本で堪能しようと思っています。

>私達はすでこんな映画で「溜飲を下げ」ざるおえない社会を生きているんだなぁ~と実感。

そういうストーリーなんですね。

映像はレンタル落ちになった頃に見るかもしれません。(嫌いなタレントを見るのって、評判が消えた頃でないとその気になれないのです。心狭っ!!!)

Owner Comment SINSEI Website  2010/07/22@22:45:42

いえねこさん、お久しぶりです!コメントありがとうございましたぁ~!

映画の話は大好きですので、寄らせていただきました。

おお~ほんとですか!SINSEIも映画好きですよ~。中学生の頃の夢は映画監督でした、、、``r(^^;)

私も…松たかこ…嫌いです。

まじっすか!SINSEIも実はダメなんですよ~。

何というか、梨園の人間は好きになれないことと

これも分かります!実はSINSEIもダメなんですよね~。

芸術としての歌舞伎は認めますけれど、どうもその中の人って、、、な~んか好きになれないんですよね~。

演技が上手いかどうか、誰もが手放しで賛辞していることに、まぁ2世タレントに対する嫉妬みたいなもんですが…。

なんか結構舞台での彼女の演技は評判良いみたいでrすね。観たこと無いので良くは分からないですけれど、、、``r(^^;)

そしてこの映画「告白」では彼女の演技力云々よりも中島監督の彼女の扱い方が結構良かったかな、、、という印象です。

ほら彼女って、なんつーか、頬っぺたがプクッとしているから、なんつーか「笑い顔」(黙っていても笑っているように見える顔)じゃないですか、

そんな彼女をこういうシリアスな役に起用して、上手く料理した中島監督の力量と、それに答えきった松たか子、、、そんな感じかなぁ~。

なので「告白」は映画ではなく、本で堪能しようと思っています。

(笑)

SINSEいは逆にこれから本を読んでみようかなと思っております。

ネットをちょっと徘徊しておりますと、映画はかなり原作に忠実に作られているそうですが、一部変えている所もあるとのことと、

あと若干のネタバレれになりますが、ラストの結末を若干変えている、、、というか、原作では断定的な終わり方であるのに対して、映画はどちらともとれるような終わり方をしているようです、、、よ。

映像はレンタル落ちになった頃に見るかもしれません。(嫌いなタレントを見るのって、評判が消えた頃でないとその気になれないのです。心狭っ!!!)

見終えたら是非感想を聞かせて下さいね!(もしくはブログにアップしてくださいね!)

でわでわ。

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