映画の率直な感想としてはとにかく「コワ面白かった」ってことなんですけれど、帰って来てネットでいろいろ検索かけてみたら結構酷評されてるので驚いた。
ただそのほとんどが配給会社への宣伝(煽り)の仕方(謎解き云々やどんでん返し)への不満がほとんどだったので、なんの予備知識も持たずに行ったSINSEIはあるいみ正解だったみたい。(デカプリオの映画で密室島刑務所モノってことぐらいしか知らなかった。)
そもそもはカミさんが「この映画みたい」と言いだした訳で、SINSEIのカミさんが自分から映画を(しかも洋画を)みたいというなんてすごく珍しい事だったので、それで観に行ったわけで、監督がマーチン・スコセッシだというのも最後のエンドロールで知ったくらいです。。。``r(^^;)
まぁでもSINSEIは別にデカプリオ・ファンってわけでもないんですけれど、それでも良い役者になって来ましたね。こんなイカツイ役もお似合いですよ。(そろそろオスカーあげてもいいんじゃないの?)
ちなみに今までSINSEIが映画・ビデオ・DVD等で観たデカプリオ作品
・バスケットボール・ダイアリーズ
・太陽と月に背いて
過去ログ:「1999年2月26日-金城武とR・デカプリオ

・タイタニック
・ザ・ビーチ
・ディパーテッド
・ブラッド・ダイヤモンド
過去ログ:「映画「BLOOD DIAMOND」(ブラッド ダイヤモンド)

マーティン・スコセッシと言えばSINSEIにとってはやっぱり「最後の誘惑」かなぁ~。
過去ログ:「救世主を描いた2本の映画 DVD「最後の誘惑」&「パッション」

タクシードライバーは子供のころに一回観ただけなので、もう一回観てみたい映画。
さて話を「シャッター アイランド」に戻そう。
とにかく日本での配給会社の煽り宣伝が酷評されているので、英語版の予告編を貼っておきます。
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'Shutter Island' Trailer HD

観たのは開演時間の関係で日本語吹替版」を観ました。(字幕スーパー版は21:15からだったため)
もちろんその「日本語吹替版」が「超日本語吹替版」だったことは開園と同時に知ったわけですが、確かに違和感は無く分かり易かったです。
でもまぁ~「謎解きに集中するため」との配慮からの「超日本語吹替版」とのことらしいのですが、SINSEIの率直な感想としては「それほど謎解きにこだわらなくてもいいのでは?(そういう意味で配給会社の宣伝への酷評も頷けます。) それよりも映画そのものを堪能して欲しい。」
謎解きと言っても、まぁ「ダヴィンチ・コード」の様な謎解きとはまた違うしね。
ですから、字幕で観れるのなら字幕版でも良いと思います。(これから観ようとしている方向け)
確かにラストのどんでん返しは面白かったけれど、どんでん返しそのものを売りにするってどうかと思います。そんな映画作ろうと思えばいくらでも作れるしね。
それよりもそのどんでん返しまでのもって行き方や、その後の余韻を楽しみたい。
例えばロン・ハワード&トム・ハンクスの「天使と悪魔」もある意味どんでん返しだったけれど、あのどんでん返しはある意味「卑怯」と思った。伏線も何も無いし、余韻すらない。(ただしこの映画はどんでん返しそのものを売りにはしていなかったので良しとはしたけれどね。)
もう一つ、スティーブ・キング原作の「ミスト」もラストはある意味どんでん返しなんだけれど(確かこの映画はそのどんでん返しを売りにしていたはず)、それもある意味「卑怯」とは思ったけれど、なんつーか凄い皮肉感たっぷりでシャレっ気が利いていて面白かった。
そういう意味ではこの「シャッター・アイランド」のどんでん返しは途中から予測が出来るので、そのどんでん返しを宣伝の売りにしちゃうと全くの興ざめ。
ただそのどんでん返しへの持って行き方は秀逸。さすがマーチィン・スコセッシ監督(って気付いたのはエンドロールでだけれど、、、``r(^^;)
そしてその後の、本当に最後の最後のデカプリオのセリフに深い余韻が残るんだよね~。
あの最後のセリフ、みんなどういう解釈なんだろうか?
【なんとなく参考にさせていただいたサイト】
或る日の出来事 - シャッター・アイランド」 デニス・ルヘイン

或る日の出来事 - 「シャッター アイランド」(1回目)

或る日の出来事 - 「シャッター アイランド」(2回目)

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この中で語られている「エンドロールの、ダイナ・ワシントンの歌う「This Bitter Earth」
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Dinah Washington - 'This Bitter Earth'

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