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DVD「害虫」

3連休満喫中ということで久しぶりにDVDを借りてみた。
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宮崎あおい主演『害虫』(共演:蒼井優)
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なんとも怖い映画だった。一緒に借りた「呪怨」よりある意味怖かった。映画としては面白かったのだけれど、そのなんともいえない救いのない終わり方に「観なければよかった」とちょっと後悔した。
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決して人にオススメできる映画ではないと思うし、ススメる気も無いので、以下ネタバレで行きます。(映画として出来が悪かったという意味ではありません、最後の最後で救いのない終わり方で、後味が悪かった。)
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 タ
  バ
   レ
    注
     意
      改
       行
        中
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で、細かいあらすじはこちらをご覧ください。
「害虫」(もちろんネタバレあり)Link
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登場する人物(大人)のほとんだがなんらかの「弱さ」を持っており、お互いの傷を舐め合うわけでもなく、その矛先はさらに弱いものへと向かっていく。その姿はまさに「害虫」のようだった。
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そして宮崎あおい演ずる主人公のサチは、なんと表現したらよいのか、「魔性の純粋無垢」といえばいいのだろうか?その姿は(本人が意識する・しない、にかかわらず)弱い大人たちの心を惑わす。
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蒼井優演ずる夏子は「神聖な善」としていわばサチの対極に位置する。
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物語の後半でサチが、仲良くなった浮浪者と火炎瓶をいくつも作り(ガラス瓶にガソリンを入れてタオルで栓をしたもの)、夜それにサチが火をつけ浮浪者に渡すシーンはまさに妖艶で恐ろしかった。
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その火炎瓶を浮浪者が笑いながら次々と夏子の家に投げ込む。(そのシーンで遠い昔に見た映画「禁じられた遊び」の十字架のシーンを思いだした)
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最初は魔性の笑みを浮かべていたサチも、一方の光を失うことによって自分の魔性も失われ、自分も単なる「害虫」と化したことに気づき、そのことに恐怖し、それでもまだ自分を受け入れてくれるであろう先生の下への逃避行が始まる。
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それでも最後は本当に救いのない形で話は終わる。怖かった。
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RelatedLink 害虫 スペシャル・エディションLink

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「あらゆる悪徳こそが人間存在の本質であり、善とはただかろうじて悪ではない状態に過ぎないのだと考えるのならば、
およそこの世で最も真実らしくないものを……」

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— posted by SINSEI at 03:02 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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