まぁそうは言っても今季のフィギュアスケートに全くワクワクしていないわけでもない。(いったいどっちなんだよ>自分)
例えばこの夏、韓国で行われたヨナショーのジェレミー・アボット
[All That Skate Summer] 20100723 Jeremy Abbott - Viejos Aire.flv
(アップ主様ありがとうございます、動画お借りします)
そして先日のジャパンオープンでのカワスミ(川口悠子&アレキサンドル・スミルノフ)
川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ ツァラトゥストラはかく語りき
(アップ主様ありがとうございます、動画お借りします)
こんな演技見せられたらワクワクするなって方が無理なのである!
そしてもちろん、今季から佐藤有香さんに師事している麗しのシズニーのまだ見ぬプログラムもどうなっているのか、、、気になるところ。
そんな中ようやくベールを脱いだブライアン・ジュベールの今季SPマラゲーニャ(通称ジュベゲーニャと言うらしい ナハロ振付 )とFSベートーベン第九(通称ジュベ大工 ウィルソン振付)
先日のフレンチ・マスターズで初お披露目だったんだけれど、これは良い!
まぁ優勝はある程度は想定の範囲内だとしてもこのプログラム内容(エレメンツというよりも振付そのもの)には驚いた!
そもそもSINSEIがブライアン・ジュベールを初めて見たのは2007年の東京ワールドの時だったんだけれど、その頃すでに「4回転サイボーグ」的なことって言われていて優勝もしたと思うんだけれど、正直言ってあんまり印象が無かった。
その翌年2008年イエテボリのワールドではジェフリー・バトルとの「4回転論争」が話題になって「へぇ~ジュベールってそういう人なんだ」というのがSINSEIにとっては最初の悪い印象ということになるんだけれど、正直言うとその程度だった。(ファンの方ほんとゴメンなさい)
そしてSINSEIの印象を決定的に悪くしたのが忘れもしない2009年のLA.でのワールド。ブライアン・ジュベールのフリーの演技とキスクラでの態度。。。
この時SINSEIはブライアン・ジュベールに対して「この人には決定的に何かが欠けている」と思ったんだけれど、
で、実は当時そのことについてブログで書こうかと思ったんだけれど、「いったい何が欠けているのか」そのことが分からなくて、言葉にできなくて、
でも「もしかしたらこの人オリンピック(バンクーバー)で台乗れないんじゃないか?」ってその「何か」が欠けている為に、って直感的に思った。(案の定、乗れなかった)
でもずーっとSINSEIなりにその「何か」を探し続けていて、いち時期それは4回転にこだわる余りの「心の余裕の無さ」と勘違いしてしまっていたこともあったんだけれど、実はそうでは無かった。。。
あ!一応SINSEIは4回転至上主義者では無いです。
ただし、そうは言っても出来れば男子選手には4回転跳んで欲しいし、4回転ジャンパーに対する敬意も忘れてはならないと思っています。
ただ4回転ジャンパーをも凌駕する気迫でもって、ノーミスでジャッジや観客に強く訴えかける演技をした人がいたら、その人は優勝に値すると思うんです。
例えばそれが、その「強く訴えかける何か」がバトルやライサチェックにはあった。
そしてバンクーバーで4回転に挑みながらも転倒して、それでもなお表彰台に上がった高橋大輔、長くて辛い治療を経て復帰してきて、そのオリンピックのシーズンにかけた高橋大輔、そう彼にもその「何か」があった。
そしてジュベールはその高橋大輔の復帰をオリンピックとその後の世界選手権で目の当たりにした。
たとえ4回転失敗してもそれをリカバリーするだけの気迫に満ちたスケーティングや演技力があれば(例えば高橋大輔の様に)自分だって勝てる!
(もちろんその上で4回転に成功すればなおのこと!)
そのことにジュベール自身が気付いたんじゃないのかなぁ~。もう一度自分が世界王者に輝くにはその高橋大輔に勝たなければならない、ということと共に。
4回転に対するこだわりや意地とフィギュアスケーターとしての成長、いやむしろ「人としての成長」と言っても良いかもしれない。それはつまり変化することだ!
今確か26歳のジュベール。もう立派にベテランの域だ。恐らく彼ぐらいの選手になると引き際のタイミングもそろそろ考えているはず。(ネットで見たら2012年までは継続宣言しているみたいです)
ワールドの優勝も3年前の東京以来取っていないし、先の五輪では無様な敗退だったから、引退前にもう一回ワールドのタイトルを取りたいという思いは絶対彼ならばあるはず。
そして今季彼はあえて振付師に、以前の彼のライバルたち(ステファン・ランビエールやジェフリー・バトル)の振付師であったアントニオ・ナハーロとデビット・ウィルソンを振付師に選んだ。
彼ぐらいの選手でもうすでに自分のスタイルを確立した選手が変化を受け入れ、この歳からまた新しい事に挑戦するって、それはやっぱすごいことだとSINSEIは思います。
以上 SPマラゲーニャ編

【参考にさせていただいたサイト】
ブライアン・ジュベール: 「選手も進化しなければならないが、採点方式も改善されなければ」|真央とイングリッシュと私

驚きのブライアン・ジュベール (icenetworkの記事より)|ツイズルのセカンドハウス

スケートに対する情熱は戻った。ジュベール選手|やっちのブログ 『just like an Amaranth』

MASTER'S de PATINAGE 2010

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さて、JO夜のCOIのカワスミの動画ありがとうございます。今期のプロも良いよねー。二年連続ワールド3位の立役者【白鳥】の後だから・・・と思っていたけど、さすがタマラコーチ、引き出しが多くて。しびれますよ。
って、行ったんですよ。直前に3千円のビギナーズチケット買って(このチケット私が買って良いのか?というのは置いといて)、当日の昼便高速バスで16時前に東京着、注文しておいた花束を少しアレンジしてもらって、小塚君とカワスミの演技を見て大満足で、荒川さんの前で会場を後にして、なじみのインド料理屋で一息ついて、夜行バスで帰社。
カワスミも小塚君(特に長いイーグル)も声援が凄かったし、益々存在感と人気がでてきていますね。
やっぱり、アイスショーにペアは必須で、世界の悠子ということで日本に呼ばれるというところに、色んな意味があるよ。体と相談しながらジャンプなど調子を上げていくのはこれからだけど、基本のユニゾンの合い方や不得手だったツイストリフトの安定感、ピンと伸びた手先・指先が醸し出す躍動感など、ペアとしての熟成や実績に基づく自信ゆえでしょう。
いただいたお礼の葉書からすると、10月8日までは船橋の実家におられたようなので、肩の経過観察など色々あったのかな。ま、葉書に書かれていたように、東京ワールドにピークが持っていければ良いかなと、あせらず応援していきたいと思います。
話は変わって、今週のサンデースポーツを見て。
スピンの練習で回転をジャンプの復活に活かす。ジャンプの助走のスピードを上げて小塚君やヨナ等のような横っ飛び強化に。何事も基本から入る佐藤コーチはやっぱり佐藤流というのが凄い。
こんなところを見ていると、中野さんを教えていた頃のことが蘇る。
今シーズン、直ぐに効果が現れると良いが、だめかもしれない。それでも真央ちゃんは本当のスケートや人生を学べるし、真っ当な成長した素敵な女性になっていけると思う。