この言葉、最近良くネットで見かけるなぁ~と思っていたら、どうやらこのドラマの重要なキーワードとして使われているみたいですね。
主人公の恋人(主人公の手術ミスにより植物人間の状態)が好きだった言葉として、主人公が困難に遭遇するたびに幾度となくドラマの中で唱えられる様です。
ここのところSINSEIはずっと夜勤続きで、ほとんどテレビを見る習慣が無くて(フィギュアスケートとニュースは除く)、ドラマも全く見ていなかったのですが、(結局「不毛地帯」も観ていない)
視聴率低迷のここ最近のドラマの中にあって、このドラマだけは視聴率が良い、、、ということらしいので
ちょうど今はGPFも終わってフィギュアスケートの放送もなく、数週間前に第八話から見始めたのですが、これがなかなか面白い!
あ~幕末好きのクセして(詳しいという意味ではないです)、なんでもっと早く観ていなかったのだろうか!
慌ててまだ見ていない第一話から第七話をネットで探して全部見て、そして昨夜ようやく最終回を迎えました。
ドラマは簡単に言ってしまえば、
主人公の手術ミスにより植物人間となってしまった恋人を現代に残し、ひょんなことから幕末の時代へとタイムスリップしてしまった医者南方仁と坂本龍馬や緒方洪庵をはじめとした江戸時代の人々との交流を描いた、
まぁいわゆるタイムスリップ物の漫画原作らしいんだけれど、これがなかなかどうしてよく描かれている。
時代はまさに明治維新目前の夜明け前、「日本を今一度、洗濯いたし申し候」という坂本龍馬が活躍する幕末の時代に、主人公を始めとする医術を持って人々の暮らしに光をともそうとする人々の情熱が描かれ、
そこに現代と過去の時空を超えた複雑な三角関係(四角関係?)も絡み、
歴史という大河の渦に放り込まれた現代の医者が、その小さな蝶の羽ばたきが大きな嵐を巻き起こすがごとく、
医療の進歩を、人々の運命を、その歴史すらも、変えてしまうことができるのか?
なかなか面白いドラマです。
以前みなもと太郎の「風雲児たち」という漫画、幕末の動乱を関ヶ原からひも解くという壮大な大河漫画を読んだ時に蘭学(西洋医学)というものが一つの開明思想の大きな流れの中で描かれ、
杉田玄白らがどのようにして解体新書を訳詞、当時の蘭学者がどのように腑分け(解剖)を試みたか、などが漫画で面白おかしく書いてあり、
そしてその開明思想としての蘭学が幕末まで連綿と受け継がれ、それこそ幕末において緒方洪庵やシーボルト・おイネを生みだす土壌を作り、そしてそれは福沢諭吉や大村益次郎へと行きつき、
少なからず蘭学(西洋医学)というものが維新に向けての原動力の一つになっていた、ということを読んだことがあったのだけれど、
なるほど、現代の医者がタイムスリップして幕末の時代を訪れ、まさにその偉人達、
それまでの尊王攘夷派を開明開国へと目を向けさせた坂本龍馬や
「国の為、道の為」と医術を一つの思想と捉えて、多くの人材を育てた緒方洪庵らと
交流して行く様は、なんとなく理にかなっていて、漫画原作としての荒唐無稽さはありながらも、なんだか大河ドラマをみているようで実に面白かった。
また役者が誰もかしこも良いんだよなぁ~。
大沢たかおは8年ぶり、中谷美紀は7年ぶりの連ドラ出演とのことらしいです。
少なくともSINSEIは大沢たかお主演のドラマというものを初めて見た気がする。(セカチューは観ていないし)
SINSEIのイメージの中では大沢たかおは名脇役(映画「花とアリス」や「リリィ・シュシュのすべて」など)という感じだったので、最初主演と聴いて「んん?」という感じだったのだけれど、なかなかどうして、クセのある主人公いを好演しております。
中谷美紀が一人二役でこれがまたなかなか芝居上手で、最終話の別れのシーンは本当に最高の名場面でしたね。
また綾瀬はるかがなかなか良い味を出していて、決して演技が上手いとは言わないけれど、彼女の一所懸命演じようという思いが、橘咲の一途さと重なり合って、なかなか良い味を出しておりました。
橘咲は毎話毎話と名場面が多いのですが、この最終話のあのシーンの綾瀬はるかの眼の演技は本当にやられましたよ。。。
また脇を固める俳優陣がどれもかしこも良い。
後半あまり活躍がなかったけれど、麻生祐未の母っぷりは本当にお見事だったし、小出君(小出恵介)は本当にいろいろな役を見事に演じきる。
もちろん武田鉄矢の緒方洪庵も小日向文世 の勝海舟も、中村敦夫(以外に出番が少なかったけれど)も本当に良かったけれど、
それにしても内野聖陽の坂本龍馬は本当にハマり役だったよね。
坂本龍馬っていつも演じるのは二枚目俳優ばかりなんだけれど、意外と実際は坂本龍馬ってこんな感じだったんだろうなぁ~。
あ~、それから戸田菜穂も高岡早紀 もすぐに死んじゃったけれど、本当に良かった。その短い役どころの中で、ちゃんときっちりと役を演じきっていて、何をどう演じて視聴者に何を感じ取ってもらえればいいか、それをしっかりと把握して演じきる。プロの仕事だよなぁ~。
それに音楽も良かったね~オープニングの曲も映像も含めて実に良いし、エンディングのミーシャの曲も実に心に響きます。
なんだかベタ褒めになってしまったけれど、本当にDVDがでたら全部そろえたいくらいの、SINSEIにとっては久しぶりの、
たぶんセクロボ以来か?もしくは「世紀末の詩」以来のなかなか良いドラマでした。
あ!思い出した!大沢たかおって「世紀末の詩」で、あれは第何話だったかな?確かノストラダムスの役で出てたよね?
それでは最後に第一話のSINSEI的名場面集

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【参考にしたサイト】
TBS 日曜劇場「JIN -仁-」

JIN-仁-W
風雲児たちW
【次代への名言】11月7日・緒方洪庵 - MSN産経ニュース

洪庵は、手紙をよく「為道為人(道のため人のため)」「為国為道(国のため道のため)」と結んだ。また『扶氏医戒之略』には「不治の病人を棄(す)てて省みざるは人道に反す。常にその命を延ばすことを思うべし」などという一文もある。
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こりゃ~もう個人的にも豪華版なキャストです。
大沢たかお・内野聖さん。中谷美紀・綾瀬はるか。ここまででも1画面では眩しすぎますっ☆あっ!!田口 浩正さんも大切です。
原作は全く知らずの連ドラ。2~3話ほど見逃したままの私ですが…しかも、歴女ではないため時代背景も…。んが、おもしろかった!
ラストは〝えっ!!〟って。まだこの先がありそうですよね。
大沢たかお好きとして勝手にお勧め。
①「深夜特急」こりゃ賛否両論ありそうですが…これは原作も大好き。ドラマの大沢さんはドキュメンタリーかの旅人です。時代もですが、男だったら実行してみたい旅です。(大事件が起こらないもので、つまらないっという感想もあるようですが)
②「美しい人」これまたTBS。野島伸司作のお話にDV旦那の大沢さんが常盤貴子に暴力を~。このたかおさんもナカナカ素敵。
内野さんの龍馬。骨太で福山龍馬とはかなりイメージ違いそうですね。内野さんってよ~く見るとイケメン。大好きです。
あぁ~興奮のあまり長文に!!
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