もちろん、心中じゃないですよ。(笑)
実はSINSEIは高校生の頃、井上靖にハマっていた時期があって、彼の故郷であり、自伝的小説三部作「しろばんば」、「夏草冬涛」、「北の海」の舞台にもなっている伊豆の湯ヶ島というところを訪れてみたかったのである。
結構行き当たりばったり、と言うほどのものではないのですが、それでもB型らしく、結構思いつきでフラフラ~っと言ってしまった旅でした。
その日の朝、突如として思い立ち、部屋の転がっていた時刻表の後ろの方のページから宿を適当に選んで予約を入れ(もちろん当時はまだネットなんて無かった、、、20年も前のお話である)
実は何に乗って沼津までたどり着いたか、全く記憶がない。おそらく新幹線だと思うんだけれど、その記憶が全くないんだよなぁ~。
沼津で降りて、千本浜までぶらぶら歩いたり、街中をぐるぐる歩いたり、井上靖の記念館?そんなのあったかな?言ったような気もする(記憶不安)
第一日目の宿は思ったほど立派なホテルで、温泉(?)は最上階の展望大浴場、大きな富士山が一望できた(3回くらい入った、、、``r(^^;)。夕食も一人では食べきれないくらい豪勢だったので驚いた。(それを独りで寂しく食べた。。。)
二日目の宿は、朝沼津を発つ前に、湯ヶ島の観光協会に電話で紹介してもらった民宿に予約を入れた。
そのままいったん三島に出て、三島大社をお回りしてから、伊豆登山鉄道(って言ったかな?)に乗って修善寺へ。修善寺からバスに揺られて湯ヶ島まで。
その民宿は大きな大きな民家といった感じで、食事は昨日より豪華ではなかったけれど、一緒に泊まっていた老夫婦や宿の方たちと楽しく食した。温泉も大浴場って程ではなかったけれど、民宿であのレベルなら良い方じゃないかな?
次の日、三日目は、なんと無謀にも歩いて天城峠を超えるつまりでした。。。``r(^^;)。
宿を出てから、浄連の滝、井上靖の生家が移築されたようなところも寄ったような気がする。
確か季節は夏の終わりというよりは、もう秋の初めくらい。紅葉はまだまだでしたけれど、それでも所によってはうっすらと色づき始めていたと記憶している。
さすがに(「伊豆の踊り子」で有名な)旧天城トンネルまで来て、日も落ち始めたし、少し寒くなってきたし、「こりゃ~歩いてこのまま降りるのは無謀だ」ということに気づいて、国道に出てからバスに乗った。どこまでいったかな?河津辺りまで出たのかな?そうだそうだ、本当は河津七滝まで歩きたかったんだけれど、時間的に無理だと気づいて、バスで河津駅まで出て、伊豆急行に乗って帰ってきたんだ。
ちなみに河津七滝へはその後、バイクの免許を取ってからツーリングで訪れた。
まぁ、そんなこんなの、SINSEIの天城越えでした。
それにしても、やっぱり天城山、天城峠というのは独特な雰囲気があるよね。数々の物語の舞台になることだけはあるよね。
Sayuri Ishikawa - Amagi goe ~ 石川さゆり - 天城越え

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